2007年10月9日「人が言葉を創ったけれど、言葉も人を創る」
様々な国でアーティストとして創作活動をしている知人の言葉です。外国の街角で、意味がわからない言葉が話されているのを聞くのが大好きだという知人が京都に来た際、「日本の人達が話す言葉はなんと平和的に聞こえるのだろう」と話していました。
京都弁は日本人が聞いてもまったりした感じですし、ましてや観光地では攻撃的な言葉やどろどろした内容の話もされていない、というのもあったかもしれません。
けれど、「お主も悪よのう・・」的な会話をきっとしているんだろう・・と思えるような人達は、なんとなく、いかにも・・という雰囲気を醸し出していますよね。
植物にクラシック音楽を聞かせると成長が早いというのは、クラシック音楽の波長や振動が植物の細胞に影響を与えているからかもしれない、という話も耳にします。
言葉が音として発せられる時の波長や振動が、人間の細胞を形作っている原子に影響を与えている・・としたら、どんなに何万円もかけて高級クリームや洋服で表面を取り繕っても、内からじわじわ染み出してくるその人の雰囲気は消しようがありませんね・・・
普段口にしたり耳にする言葉や音がその人の雰囲気を創り出し、職場で交わされる会話が職場の雰囲気を創り出し、それが集まって街の雰囲気・・そして国の雰囲気を創りだしているのかもしれません。
心が広がるような写真
2007年10月17日
宇宙から見たオーロラ、月から見た(日の出)ならぬ地球の出、地球の四季等、人工衛星から撮影された写真に詳しい解説がされた「人工衛星写真で地球ウォッチング」というサイトがあります。
数々の美しい写真を眺めていると、そういえば・・地球に住んでいたんだった・・という感覚が甦るような気がします。
是非ご覧になってみてください。
騎士道精神は滅んだのか
2007年10月23日
Is chivalry dead? (騎士道精神は滅んだのか?) というタイトルで、以前アメリカのニュース番組がある実験を行っていました。
妊婦の扮装をしたレポーターがニューヨークの街に出て、人々がドアを開けてくれるか、乗り物で席を譲ってくれるか、大きいお腹でかがみにくそうにしながら解けた靴紐を結ぼうとしていると手助けしてくれるのか等について、(男女を問わず)街の人々の反応を見るというものです。
忙しく人々が行き交うニューヨークでは、他人に手を差し伸べるという暖かい心は既に失われてしまっているだろう・・という前提で行われた実験のようでしたが、その結果は、
ドアについては殆どの人が開けて支えてくれ、座席についてもかなりの人が黙って立つなどして譲ってくれ、靴紐にいたっても自分のひざにレポーターの足を乗せてまで靴紐を結んでくれる人をはじめかなりの人が手助けしてくれ、レポーター自身も、予想に反してまだまだニューヨークも捨てたもんじゃない・・と結んでいました。
「騎士道精神」の定義は忠誠や武勇など様々ですが、時代と共に変化し、女性に対してドアを開けたり紳士的な振る舞いをする、という意味からさらに大きく「立場の弱い人へ手を差し伸べる」という意味合いで使われることもあるようです。最近は企業買収で「白馬の騎士」という言葉を良く耳にするようになりました。
オーストラリア・シドニーのバスで友人(まだ若い女性)が男子学生に席を譲られた際、これはてっきり日本ではまず見られないレディファーストだ!と感激して現地の人に報告したところ、「学割で乗っている学生が正規運賃を払っている、ましてや女性に席を譲るのは当然」と平然と言われたそうです。
学割で乗っている学生が席を譲るのは当然・・・今の日本の電車・バスの状況を思い浮かべると、まさに目から鱗ですね。公共交通機関でもキャンペーンをしてほしいものです。
先日も、バス車内で杖をついた老人が優先座席に座って携帯をいじっている塾へ行くと思われる小学生に「ボク、席を譲ってくれないか?」と声をかけたものの、この小学生は平然とこれを無視し、見かねた前の席の中年女性が席を譲るという場面を目撃しました。
彼がこのまま成長したとしたら・・・白馬の騎士にはなれないでしょうが、勉強だけ出来ても人の命に関わるような職には就いてほしくないな・・・と(大きなお世話ですが)彼の将来を少し心配してしまいました。
虹
2007年11月5日
必ずしも虹を吉兆と考えない文化もあるようですが、雨上がりのグレーとブルーが混在する空に大きな弧を描く虹を見ると、何か良い事が起こりそうな気がします。

(Photographed by Minaquo)
グリーンランド
2007年11月12日
「世界最大の島」グリーンランドは島の80%以上が氷床や雪で覆われ、この大氷原が地球温暖化によって溶けると、海面上昇を引き起こす大きな一因となると言われています。
アルキメデスの原理(水に浮く氷が解けても水の体積は変化しない)から考えても海面上昇はない、とする考えもあれば、温度の高い水は冷たい水より体積が大きいことが海面上昇を引き起こす、とする考えもあり、 現在のグリーンランドの氷が完全に溶ければ海面は7メートル上昇するという試算もあります。
温暖化の被害が世界中で報告される中、そのグリーンランドでは、海が凍らなくなったお陰で漁ができる期間が伸びて漁獲高が増えたり、氷が溶けて川や湖の水量が増えたおかげで水力発電や工業利用の計画も検討されるなど、経済面では温暖化を歓迎する部分もあるそうです。
諸説入り乱れその光と影もまた様々で、中々自分の身に直接降りかかってくることが実感できない場合も多いかもしれない温暖化ですが、環境汚染となると、日々の生活により一層直接的な影響を既に及ぼし始めています。
地図のように地球に線が引かれていて、線からこっちへは入って来ないで・・と言えれば良いのですが、残念ながら大気も海水もつながっていますから、国境を越えて自由に日本へやってくる汚染もますます気がかりです。
フィッシュ・アンド・チップスという白身魚のフライとポテトフライをセットにしたファストフードが英国圏の街中では良く売られていますが、特にオーストラリアではこれにサメ肉がよく使われています。
(天然にも存在するようですが)さらに環境汚染によって海水に蓄積された水銀は微生物から小型魚、そして大型魚へと食物連鎖の上位へ行くほど体内の蓄積濃度が高くなります。
サメはいわば大型魚ですから、10年ほども前に、オーストラリアではフィッシュ・アンド・チップスのサメ肉の使用やその摂取頻度を減らすように・・という事が大きなニュースになっていました。
人間の場合、毛髪を検査することで体内に蓄積された水銀濃度がわかりますが、私も毛髪の水銀値を測ってもらったことがあります。その際、魚をあまり食べない中東や他の国々の方達の毛髪の水銀値も日本人グループと同時に測ったのですが、見事に日本人グループの水銀値は他国を上回り上位独占でした。
さらに、日本人グループの中でも、水銀値がナンバーワンだった方は、普段から(高価な・・)大型魚の摂取が多い食生活をされていたようで、食生活を見直す・・とショックを受けておられました。
温暖化と環境汚染、まさに挟みうち状態ですが、質素な暮らしが環境にも身体にも一番・・なのですよね。