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クスコ(ペルー)の日本食レストラン
(クスコのローカル情報満載)



 

   2007年1月〜6月






幸せに1年を過ごすために


2007年1月3日


2007年、いよいよスタートです。

ポジティブな人はそうでない人よりも健康で長生きするらしい・・ので、アメリカのABCニュースで紹介されていた2007年を幸せな気分で過ごすコツを3つ簡単にご紹介します。

その1.幸せになろうとしない

悲観的な人は、自分が幸せかどうかを測る事に多くの時間とエネルギーを割き、「幸せになるために」何かをしようとする。

自分が幸せかどうかをあれこれ思い悩むより、何かに取り組んで没頭してみる。例えばコンサートに行くことでその日が幸せな1日になるかどうかを考えるより、音楽やステージなどコンサートそのものに集中する。

あれこれ思い悩むのをやめて1日1時間でもヨガなど没頭できるものを見つける。

その2.この世の終わりだと想像してみる

悲観的な人は、咳をしても肺炎になる・・というように、ちょっとした事を最悪の結果に結びつけるなど何事に対しても悲劇的結末を想像してしまう。

こういう時は、自分でも可笑しくなるくらい最高に楽観的な結末と最悪に悲劇的な結末の両極端を想像してみる。その後で現実に戻ってみると冷静な判断がつく。

その3.フリをする

楽観的になる一番手っ取り早い方法は楽観的なフリをする事。

ある大学で50人の生徒にグループディスカッションで15分間実際の自分よりも外向的なフリをさせたところ、積極的でエネルギッシュに振舞うほど幸せな気分になった。 

以上3つどれも、考え方を少し変えてみるだけで簡単に実践できそうです。

そういえば、格差社会の一例として、「朝ご飯の残り物でお昼をすます貧しい老人」というテレビのレポートを以前見ました。

昨夜の残り物を捨てずに翌朝食べる・・など、もったいないからあたりまえだと思っていたのですが、考え方や伝え方次第で貧しさになってしまうんですね。 

メディアに惑わされずに、気分だけでも幸せに1年を過ごしたいものですね。






地球が危ない(?)


2007年1月14日

昨年末の、「カナダ北東部のエルズミーア島から過去25年間で最大規模の棚氷が漂流を始めた」というニュースをはじめ、世界各地での暖冬など、地球温暖化が加速している、という報道を以前にも増して最近よく目にするように思います。

地球が危ない、地球を大切に、というスローガンも誰もが知っていますが、自然を破壊し続ける人類さえいなくなれば地球の環境などすぐに回復される・・・とも言われています。

高濃度なメチル水銀を含む工場排水が原因の水俣病で知られる水俣湾のヘドロ内には、水銀汚染のない海域よりもはるかに高い頻度で水銀化合物を分解する「水銀分解細菌」が出現したそうです。

イギリスの物理学者、ジェームス・ラブロックは、「地球は一つの大きな生命体であり、地球と生物が相互に関係し合って環境を作り上げている」というガイア理論を唱えています。

水俣湾での水銀分解菌という細菌の出現は、地球が生命体として、人間が汚染した環境を自ら治癒させようとしているかのようにも思えます。

さらにSF的に想像力を発展させて・・地球が生命体として、人類を自らに害のみを及ぼす存在だと認識したら・・・人類は地球から排除されてしまうかもしれません・・・

まさに地球が危ないのではなく、人類が危ない!のですよね。





本物とは


2007年1月22日

再びミャンマーのお話です。

かつてミャンマーが王制だったわずか数百年前には、緑豊かな木々で覆われ、森の中を流れる川を船で下って王様がその地を訪れたという場所が、今は森の面影もなく川も枯れ、ひび割れて赤茶けた土だけが一面に広がっていました。

砂漠化という言葉はよく聞いていましたが、実際にその光景を目にすると、失われてしまった緑(と水)の重さに気持ちが沈みました。

砂漠化の進行を食い止め、再び緑を取り戻すために、様々な組織が植林活動を行っています。

ただ、植林活動が行われたはずのある場所では、木々が根付くことなく再び元の赤茶けた土地に戻っていました。

そこでは、ある国際組織が植林活動を行ったそうなのですが、その組織は植林やセミナーを現地で行うにあたって村人に日当を払い、とりあえず木を植えてもらったり、セミナーに出席してもらったそうです。結果、その組織が植林をしました・・という「実績」をあげて去った後、誰も植えた木々の世話をすることもなく、土地が元の状態に戻っただけでなく、逆にお金の分配を巡って村人に諍いがおこり、村が割れてしまったそうです。再び植林をしてもらうためには、お金がなければ誰も動かない状態になってしまったのです。

一方、現地で活動する日本のNGOの方々は、村人が自ら進んで木を植え、育てることに意義を感じられるように、木を植えることで作物が収穫できるよう、やせた土地の土壌の改良や若者に農業技術を教えること、さらには子供たちの教育のために小学校を作ることなど、その土地の人々のために自らの利益などは犠牲にして、文字通り「地域に根ざした活動」をされています。

豊富な資金で一見華やかに見える活動を行う国際組織の年次報告書には、世界各地で行った輝かしい“実績”がたくさん記載されているのでしょうが、「その後」はどうなったのか、気になるようになりました。

よく缶詰の「ラベルと中身」に例えられますが、人も物も会社も実績も、ラベルと中身、何が本物なのか、しっかり考えないといけないですね・・・(自戒を込めつつ)






中身を見抜く



2007年2月5日

ある時、相当不快な出来事があり、やり場のない怒りを抱きながらも、その後に予定されていた様々な国から来られた方々との懇談会に参加しました。

懇談会の場に入る前には、怒りをぐっと気持ちの奥に押し込み、気持ちを切り替えました。

色々な国から来られた方たちと和やかにお話していると、ある紛争地域から来られた方が、「何かあったの?」と聞いてこられました。

少しギクっとしつつも、「どうして?」とその方に聞くと、

「あなたから怒りを感じるので、何かあったのかと思って・・」 

先ほどまでの怒りの気持ちは確かにくすぶってはいたものの、他の誰からも指摘されることもなく、自分では気持ちを切り替えたつもりだったものが、見事に言い当てられ、若干うろたえつつも、

「確かに、ここに来る前不快な事があったのは事実だけれど、他の人からは何も言われなかったのに、どうして私の(隠していたつもりの)気持ちがわかったんですか?」と正直に白状しつつ、その方に聞いてみました。

すると、「私達の国では、毎日たくさんの怒りに囲まれているから、ひとの怒りにとても敏感なんだ・・・私とあなたはもう友人だから、怒りや悲しみがあったら、何でも言って。分かち合えば怒りは半分になるから・・」と穏やかに言われました。

単にむかつく・・だけではなく、命を奪うほど強い怒りの感情が渦巻く場所から来られた方の静かながらも重い言葉に、深く心を打たれました。

ニュースでその方が来られた地域の果てしなく続く紛争を見るたびに、ひとの怒りや憎しみに敏感にならなくても良い日は来るのだろうか・・とその人の言葉を思い出します。

単なる肩書きや上っ面の言葉などの「ラベル」を飛び超えて、人の心という「中身」を見抜く(感じる)感覚が自然に磨かれてしまう状況が、怒りや憎しみに対してであるのはとても悲しいことですが、今の日本では逆に人も物もラベルで判断されることが多すぎるように思います。

学歴や肩書き、賞味期限、産地、メディアなどなど。もっと自分の五感を磨いて何が本物なのかを見抜く、動物的な生命力を高めることも必要かもしれません。




初ウグイス


2007年2月9日

今朝、今年初めてウグイスの鳴き声を聞きました。

まだ、ホ~ホ・ケ・キョ・・とぎこちなく、控えめでかすれ気味の鳴き声でした。

ここ数年は、どうやら近くにこのウグイスのお気に入りの木があるようで、4月にもなると朝はウグイスがうるさくて寝ていられない・・・という程大きな声で、まさしくホーホケキョッ!!と、連日早朝から鳴くというなんとも贅沢な環境なのですが、こんな、2月の頭にウグイスが鳴き始めたのはかつてなかったように記憶しています。

これも、やはり暖冬の影響なのでしょう。今年「は」エルニーニョの影響で暖冬だから・・では済まないほど地球温暖化が加速しているようです。

冬の寒さが苦手とはいえ、この暖かさには、この後には一体何が起こるのか・・という怖さを感じます。





原子の交換(1)


2007年2月19日


地球(ガイア)をつつむ風のように 龍村 仁著 サンマーク出版からの抜粋です。

『人間の身体は、炭素原子、酸素原子など1028乗個もの原子が集まってできている。この莫大な数の原子たちが一刻、一瞬たりともとどまることなく身体を出入りすることによって私たちは生きている。今、この一瞬に私の身体を構成している原子たちは、1年後には98%がまったく新しい原子に入れ替わっている。5年も経てば100%違った原子に入れ替わる。すなわち、5年前の私の身体と、今この一瞬の私の身体は、物質的にみれば、全く違う存在になっている』

『たとえば、わずか1回の呼吸によっても、莫大な数の炭素原子(それまで私のからだの一部だった)が体外に放出されていく。その炭素原子は空気中を漂い、近くの街路樹に出会い、その樹に吸収されて光合成によってその樹の枝や幹になっていく。すなわち、ついさっきまで私の身体の一部だった炭素原子が今は樹の身体になっている。私と樹はまったく同じ炭素原子を使い交換しながら生きている。しかも、その炭素原子はもともとどこから来たのか、といえば、およそ45億年前に超新星の爆発によって宇宙に散ったチリが太陽系の形成とともにこの地球に集まってきたものだ。この地球に存在するすべてのものは、生き物も、岩や水など無生物に見えるものもすべて、45億年前の太陽系形成時に、たまたまこの地球に集まった宇宙のチリを使って存在している。「私たちの身体は星のかけらでできている」というのはロマンチックな比ゆでもなんでもなく、紛れもない事実なのだ』

同じ職場の人達、長年連れ添った夫婦、親友などが、なんとなく似通った雰囲気になってくるのも、原子を交換しているからなのかもしれませんし、逆に、こんな人達に染まりたくない、これといった理由はないけれど生理的に同じ空気を吸いたくない・・というのは、原子の交換を拒否しているから・・なのかもしれません・・・

育った環境も年齢も価値観も違うのに、なぜだか気が合うし魅かれるのは、身体の中にある原子が何十億年前は同じ星のかけらだったからなのだろうか・・などと考えてみると、とても素敵な気分になれそうですよね。

去年1年が、ストレスも多く体調もすぐれず、ろくな1年ではなかったならば、今年1年は、気分を新たに・・というだけではなく、原子レベルで新しい身体になってみる・・と考えてみるのもよさそうです。

逃げ出したいような人間関係を絶ち切ることも、不快な職場だからといって辞めてしまうことも中々簡単にはいかない場合が多いでしょうが、せめて自分にとって心地よい原子を交換するために、大好きな人達と一緒に過ごしたり、自然や動物と触れ合うなどなど・・といった自分のための時間を少しでも取ることが心と身体の健康のためにも必要に思えます。






原子の交換(2)



2007年3月6日

エッセンシャルオイルは炭素と水素から構成される数多くの有機化合物からなっています。例えば、オレンジ・スウィートの主要成分を見ていただくと、リモネン、シトラール、リナロールなどと書かれていますが、こうした成分も炭素と水素の組み合わせが基本となっています。

香りを嗅ぐと、揮発性の分子が鼻の粘膜の粘液層に溶け込み、細胞を刺激し、その刺激が電気的信号となって神経を伝わり脳に達します。

脳は様々な部分から成っていますが、香りの刺激が伝わるのは、扁桃体や海馬を含む大脳辺縁系という部分です。扁桃体は喜怒哀楽や不快感、などの本能に基づく情動反応を、海馬は記憶を司る部位としてよく知られています。

何かの香りが懐かしい人や思い出を甦らせるのも、記憶を司る海馬に働きかけるからですし、アロマテラピーがストレス軽減に役立つとされているのも、脳内の本能に基づく情動を司る部位に働きかけるからですね。

原子の交換(1)では、1回の呼吸で多くの炭素原子を周囲の環境と交換している・・・とご紹介しましたが、エッセンシャルオイルの香りを嗅ぐことも、まさに、植物が生み出した原子を取り入れている、しかも、地球上のはるか遠くの地で育まれた原子を取り入れることができるという、贅沢なひと時なのですね。

ローズの精油ひとつをとってみても、ローズの産地はブルガリアをはじめ、ロシアやトルコなどが有名ですが、各地の精油を比較してみると、同じローズであっても香りの強さや特徴が大きく異なります。

例えば、ブルガリアのローズ精油の産地として知られるローズバレー地域がなぜ高品質のローズ精油を生産できるのか、それは土壌や気候が大きく影響しています。バラの開花・収穫期である5月頃、ローズバレーは雨が多く、日光によってバラの花が蓄えた精油が大気中に蒸発してしまうのを防ぐため、高品質の精油が抽出できるそうです。

精油の産地として様々な国名が記載されているのをご覧になるでしょうが、単にイタリア、タイ、ブルガリア・・など国の名前だけでなく、その国の雨や風や太陽の光、その植物を植え収穫する人々と原子を交換しているのかも・・・などと・・・思いを馳せてみながら香りを楽しんでみてください。

どこか遠くのできごとに思える洪水や干ばつなどの気候変動のニュースも、実はお手元のエッセンシャルオイルにも影響を及ぼすものかもしれません。




脳とストレスと香り



2007年3月26日

脳は、大きく分けると大脳、小脳、脳幹という3つの部分に分けられます。このうち大脳は、さらに新皮質と古皮質に分けられます。

新と古という字が使われているように、大脳古皮質は、人間の動物的な本能である喜怒哀楽といった感情(情動行動と言われます)や食欲・性欲・記憶を司る部分で、大脳新皮質は、人が人であるような高等な精神機能である言語・創造・判断などのいわば知性や理性を司っています。

大脳の古皮質部分が本能的に嫌だなー・・と感じる事や人や物であっても、新皮質部分が、社会生活を送る上で我慢しなきゃなー・・と理性を働かせるところに「ストレス」が生まれるという説があります。

なんで、あんな人達・仕事のせいで自分がこんなにストレスを感じないといけないのだろう・・・と日々ウツウツとされている方もおられるでしょうが、我慢しなければいけないのだ・・と思う新皮質と、嫌だ、つらい、という古皮質の間で葛藤が続いているせいかもしれません。

大脳古皮質は、大脳辺縁系という区分もされますが、大脳辺縁系には、外部からの刺激に対して情動反応(快・不快等の感情)をおこす扁桃体や記憶を司る海馬、嗅球、嗅策などが含まれます。

感覚のうち、視覚・聴覚・味覚・皮膚感覚は大脳新皮質に伝わりますが、嗅覚だけが、大脳辺縁系に伝わります。

鼻から入った香りの分子が鼻の粘膜層に溶け込み、嗅細胞を刺激すると、その刺激が電気信号となって大脳辺縁系に到達します。

ですから、何かの香りを嗅ぐと懐かしい記憶が甦ったり気持ちが落ち着いたりと、本能の部分に香りは直接働きかけるのですね。

季節は春です。環境が大きく変わる方もたくさんおられるでしょうし、環境の変化でストレスが減る方も逆に増える方もおられるでしょうが、大脳新皮質と古皮質が戦っている・・と感じられたら、好きな香りをかいでリラックスするひと時を過ごしてみてください。。






やっぱり桜



2007年4月9日


関西地方は先週末がお花見のピークでした。大阪は、土曜は雨模様、日曜は曇天とお天気はいまひとつでしたが、桜の名所のひとつである大阪城公園は桜を楽しむ人であふれていました。


(大阪城お堀端の桜)

まさに老若男女、世代を超えた人達がひとつの事を楽しむなんて中々ないですよね。人間の作ったもので、これほど多くの人の心を毎年変わらずにひきつけ、なごませるものって・・あるのでしょうか・・




大人の脳


2007年4月23日


二十歳を過ぎると脳の細胞はどんどん死んで減っていく、だから年を重ねると物覚えも悪くなるし、脳は衰えるだけ・・とよく聞きます。

ところが、脳の研究者の池谷祐二さんとコピーライターの糸井重里さんの対談、海馬(新潮社)によると、一概にそうとも言えないようです。

脳の「海馬」という記憶力に関わる部分では、細胞が死んで行く一方ではなく、次々と新しい細胞を生み出しているそうです。

しかも、刺激が多いほど神経細胞が増える割合が消えていく割合を上回り、細胞が生まれるスピードの方が早いと海馬はどんどん膨らんでいく、つまり記憶力も高まるとか。

さらに、脳の中で好き嫌いの感情を扱うのは(3月のブログにも書かせていただきましたが)扁桃体という部分で、その扁桃体と海馬は隣り合っていて、密接に連絡を取り合っている。つまり、好きなものほど覚えやすい!そうです。

もう一つ、「やる気」を生み出す脳の場所が側坐核(そくざかく)という所で、ここは、ある程度の刺激が来たときだけ活動を始めるそうです。

やる気がなくても、とりあえずやり始めると、側坐核が活動を始めて集中力が高まる。同書では、お掃除を例に、最初は気乗りしない掃除もやり始めるとはまってしまう、と言われていますが、まさに身に覚えがあります・・

春になって、何か新しいことに挑戦してみたい気分になっている方も多いかもしれませんが、ひょっとして、もう年なのに・・とか、新しいことを今更やっても・・と躊躇している方もおられるかもしれません。

思い切って行動に移して側坐核に働いてもらい、新しい刺激を海馬に与えて大人の脳を活性化させてみては如何でしょう。





Both Sides


2007年5月7日



ゴールデンウィークが終わってしまいました。重い気分で職場や学校に戻られた方も多いかもしれません。

1967年、今から40年も前にヒットしたジュディ・コリンズが歌った「Both Sides Now(邦題:青春の光と影)」という曲があります。最近までJTの喫煙マナーのCMで使われていましたので皆さんも一度は耳にされたかもしれません。

Both Sides とは「両方の面」ということで、天使の髪やアイスクリームのお城のように見ていた雲も、太陽をさえぎって雨や雪を降らせる。私がしようと思っていた多くのことを雲がさえぎる・・・というような歌詞から始まります。

楽しげで素敵に思えたことが自分の行く手を阻んだりする・・けれど、その逆もありですよね。

私自身、上司のひと言で我慢の糸が切れてある職場を去る決心をした事がありますが、その時は怒りしか感じなかったものの今となっては新しい道へと背中を押してくれた・・と思えます。

Both Sides Now の中にこんなフレーズもあります。

Something's lost but something's gained in living every day

(日々暮らしていくうちには失った物もあるけれど得たものもある)

常に「物事の両面を考える」なんていうのは中々修行を積まないと無理でしょうが、時にはBoth Sides を心に浮かべてみるのも良さそうです。

今日からお仕事の皆さん、無理しすぎないように頑張ってください。





光の効果


2007年5月21日


木々の緑が美しい季節です。

青々と茂った葉が風にそよぎ、きらきらと光を反射しています。

ろうそくのあかりには、一時期良く聞かれた1/f というゆらぎがあり、心を癒す効果があるというのは皆さんもご存知かもしれません。

同じように、木々の葉や、水面に反射してきらめく光、蛍の光等にもゆらぎがあるとされています。

紫外線はお肌の大敵ではありますが、なんとなく気持ちが煮詰まった時には窓の外に目をやって、きらめく光を見つめて気分転換をしてみては如何でしょうか。

(ただし、ろうそくによる火災が多く発生しているようですので、ろうそくをともされる際はそのまま寝てしまったりしないようにご注意くださいね)




環境問題のウソ

2007年6月12日


環境問題はなぜウソがまかり通るのか(武田邦彦著 洋泉社)という本を読みました。

ペットボトルの分別回収が進むと(リサイクルしているからと気軽に飲むようになるのも一因で)かえって消費量が増え、大量消費が進んだ。

ペットボトルをリサイクルすることで運搬や施設・リサイクル作業等で資源を7倍使っている。

スーパーの袋はもともと余りものの石油を使っており、その代わりに「専用のゴミ袋」を使ったり、リサイクルするためにガソリンを使う方が良くない・・

地球温暖化で海面上昇というのは、アルキメデスの原理からしてもありえない。等々・・

まさに今まで信じていたことが本当は・・という興味深い内容でした。

(となると、ナインフォレスツのエコバッグも、丈夫でたくさん入るのに“持ち心地”が良いお買い物用バッグ、あるいは、普段は小さくたたんでおいて大きな荷物を入れる時にさっと広げる第二のバッグとしてご利用下さい・・)

そういえば、5〜6年前でしょうか、ヨーロッパのある国の方が、日本のある行政の方に、「ヨーロッパでは隣国からの国境を越えた汚染(越境汚染)の対策に苦心しているが、日本ではどういう対策をとっているか」という質問をされた際、日本の行政の方は、「日本は島国でヨーロッパのように地続きで国境を接していないから、越境汚染の心配はありません・・」と答えられ、質問者が少し、「え〜・・本当かな〜・・?」という顔をされていたのをよく覚えています。

中国からの国境を越えた大気汚染が大きく報じられはじめたのは、ごく最近のことですよね・・

環境に優しい発電と言われている風力発電も、その風車の回る音が周辺住民にとっては騒音公害となっているところもあるそうです。(個人的にはあの風車を見ていると、(じっと見なければ良いのですが・・)目が回りそうで生理的に受けつけません)

天動説をはじめとして、その時は主流で正しいとされていることが実は大きく間違っていたとか、年金問題!のように、その時は信じていたけれど、実は知らないところでムチャクチャな事が行われていた、などなど、権威あるもの、専門家・・を本当に信じていいのか、一体何を信じればいいのかわからなくなってきます。

上記の本では身土不二(自分の足で歩ける3〜4里範囲の地域の食材を食べる)的な暮らしを大切にすることを提唱されています。

どういう暮らし方が良いのだろう・・・と考えた時、あちらこちらで良く引用されているものですが、インディアンのシアトル首長が土地を買いたいと言ってきたアメリカ大統領へ宛てた手紙を以下抜粋します。(但し、これもまた後世の作家の創作という説もあるようですが・・)

Chief Seattle's letter(シアトル首長の手紙)

The president in Washington sends word that he wishes to buy our land.

ワシントンの大統領が土地を買いたいと言ってきた

But how can you buy or sell the sky? the land?

しかし、どうしたら空や土地を買えるというのだろう?

If we do not own the freshness of the air and the sparkle of the water, how can you buth them?

空気の新鮮さや水のきらめきをどうやって買えるのだろう?

Every part of the earth is sacred to my people.

地上のすべてのものは私達にとって神聖なもの

Every shining pine needle, every sandy shore, every mist in the dark woods, every meadow, every humming insect.

輝く松の葉、岸辺の砂、深い森の霧、草原や羽音をたてる虫のすべてものが、

All are holy in the memory and experience of my people

すべてのものは私達の記憶と経験の中で神聖なもの

We know the sap which courses through the trees as we know the blood that courses through our veins.

私達の血管を血が巡るように、木々を樹液が巡っているのを知っている

We are part of the earth and it is part of us.

私達は大地の一部で、大地は私達の一部

The perfumed flowers are our sisters.

芳しい花は私達の姉妹

The bear, the deer, the great eagle, these are our brothers.

熊や鹿、大鷲たちは私達の兄弟

The rocky crests, the dew in the meadow, the body heat of the pony, and man all belong to the same family.

岩山の尾根、草原の露、ポニーのからだの温もりも、人も、全て同じ家族

The shining water that moves in the streams and rivers is not just water, but the blood of our ancestors.

川を流れるきらめく水はただの水ではなく、私達の祖先の血

If we sell you our land, you must remember that it is sacred.

私達がこの大地を売るなら、あなた達はそれが神聖なものだと覚えておかなければならない

Each glossy reflection in the clear water of the lakes tells of events and memories in the life of my people.

湖の澄んだ水の輝くきらめきは、私達の記憶と出来事を語っている

The water's murmur is the voice of my father's father.

水のつぶやきは私の祖父の声

The rivers are our brothers.

川は私達の兄弟

They quench our thrist.

私達の乾きをいやし

They caryy our canoes and feed our children.

カヌーを運び、子供達に食べ物を与える

So you must give the rivers the kindness that you would give any brother.

だから、あなた達は兄弟にするように、川に親切にしなければならない

If we sell you our land, remember that the air is precious to us, that the air shares its spirit with all the life that it supports.

私達がこの大地をあなた達に売るなら、空気は私達にとって貴重なもの、空気は全ての命を支えることで命と魂を分け合うことを覚えておいてほしい

The wind that gave our grandfather his first breath also received his last sigh.

私達の祖父が生まれたときに最初の息を与えた風は、その最後の息を受け取る

The wind also gives our children the spirit of life.

風はまた私達の子供に魂を吹き込む

So if we sell our land, you must keep it apart and sacred, as a place where man can go to taste the wind that is sweetened by the meadow flowers.

だから、私達がこの大地を売るなら、あなた達はそれを、人が草原の花によって甘い香りとなった風を感じられるように、神聖なままにしておかなければならない

Will you teach your children what we have taught our children?

私達が子供達に教えてきたように、あなた達の子供達に教えてくれるだろうか?

That the earth is our mother?

大地が私達の母であることを

What befalls the earth befalls all the sons of the earth.

大地に降りかかることは、大地に暮らす全ての息子達に降りかかる

This we know: the earth does not belong to man, man belongs to the earth.

私達は知っている。大地は人に属するのではなく、人が大地に属する

All things are connected like the blood that unites us all.

すべてのものは、私達をつなぐ血のようにつながっている

Man did not weave the web of life, he is merely a strand in it.

人が命の織物を織ったのではなく、人はただその織物の中の糸にすぎない

Whatever he does to the web, he does to himself.

命の織物に対して人がすることは、自分自身にすることになる

Your destiny is a mystery to us.

あなた達の運命は私達にはわからない

What will happen when the buffalo are all slaughtered?

全てのバッファローが殺されたとき、何が起こるだろう?

What will happen when the secret corners of the forest are heavy with the scent of many men and the view of the ripe hills is blotted with talking wires?

森の片隅にまで人のにおいがあふれ、素晴らしい丘が電話線(?)で醜い眺めになったとき、何が起こるだろう?

Where will the thicket be? Gone! Where will the eagle be? Gone!

雑木林はどうなってしまうのか?消えてしまうだろう!鷲はどこへ行ってしまうのか?消えてしまうだろう!

The end of living and the beginning of survival.

生きることが終わり、生き残ることが始まる

We love this earth as a newborn loves its mother's heartbeat.

私達はこの大地を赤ん坊が母の鼓動を愛するように愛している

So, if we sell you our land, love it as we have loved it.

だから、私達がこの大地を売るなら、私達が愛するようにこの大地を愛してほしい

Care for it, as we have cared for it.

私達が大切にしてきたように大切にしてほしい

Hold in your mind the memory of the land as it is when you receive it.

この大地の記憶をあなた達が受け取ったときのままに、心に留めてほしい

Preserve the land for all children, and love it.

大地を全ての子供達のために守り、愛して欲しい

As we are part of the land, you too are par tof the land.

私達が大地の一部であるように、あなた達も大地の一部なのだから




気温52度

2007年6月17日


先週パキスタンで気温が52度(摂氏)に達したというニュースが報じられたので、パキスタンの知人にお見舞いのメールを送りました。

確かに熱波によって多くの人が病院にかつぎこまれたり、亡くなったりされたそうですが、知人からの返信の文中に、「いつもなら50度を越えることはないのに」という一文があり、ん?・・と思い、少し調べてみました。

ニュースでは簡単にパキスタン南部で気温52度に達した、とされているものが殆どでしたが、どうやら52度に達したのはシビという街で、ニュース映像で使われていた動物園で動物がぐったりしている様子は、気温が48度に達したラホールという街のようです。

資料によると、6月の平均最高気温はシビで35度、ラホールは39度、首都イスラマバードは38度、さらに、MSNエンカルタ百科辞典によると、「大部分が乾燥地帯に属するパキスタンは地域による気温差が極端に大きく・・インダス平野では夏の気温は32〜49度まで上がる・・」とあります。52度というのは確かに過去最高のようです。が、

日本の感覚からすると、52度などという気温はありえない・・ものですが、ふと、無意識のうちに自分の尺度と、メディアから与えられる情報だけで物事のインパクトを判断していることに気付きました。

環境問題のウソもそうですが、何もかも実際に自分の目で見たり、現場に行ってみることはできないものの、無意識のうちに誰かのフィルターを通したものをうのみにし続けるのではなく、少しは自分の頭で考えてみるのも必要ですね。)






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